1950s Minerva 20Ch Chronograph

デシマルスケールの２０ＣＨは、過去に余り目にした事はありません。裏蓋などの形状から最終の頃のウォータープルーフモデルと思われます。竜頭やクロノプッシャー、針一式も当時のままのオリジナルでしょう。時分針は多少錆が見られ、長針のほんの一部分ルミナスが欠落しています。文字盤の艶は衰えていますが、大きく目立つ傷やシミ焼けなどは無く、逆に風合いよく変色していると言った方が良いでしょう、テイストは有ります。 現在クロノを作動させていない状況下では、日差２０秒前後を刻んでいますが、クロノ動作時に１２時前後付近で、希に不具合（クロノ針停止）が出るようです。リセットなどには問題は感じられません。恐らく微調整で済むものと思われます。